トランプ氏、保守派集会で「最後の闘いだ」 最有力対抗馬は出席せず
ワシントン=合田禄
2024年の米大統領選への立候補を表明しているトランプ前大統領が4日、ワシントン近郊で開かれた保守派最大の政治イベント「保守政治活動会議(CPAC)」で講演し、「人々はアメリカファースト(米国第一)を望んでいる。最後の闘いだ」などと述べて支持を訴えた。
トランプ氏が立候補表明した後の演説としては、最大規模の聴衆となった。CPACはかつて、共和党内で大統領選への立候補が有力視される候補が次々と登壇する場だったが、今回は出席しない有力者も目立った。
最終日の夜に登壇したトランプ氏は、予定された1時間を超えて約1時間40分にわたって話し続け、自身が大統領だったときの実績を強調。ウクライナ支援に力を入れるバイデン政権を批判し、大統領に返り咲けば米国内の移民問題を重視して「我々の国境をまず守る」と持論を展開した。
さらに、トランプ氏の主張に同調しない共和党の政治家らを指す「RINO(ライノ、名ばかり共和党員)」という言葉を使い、「人々はRINOやグローバリストにうんざりしている」とし、自らを「戦士」になぞらえて「報復」すると訴えた。
デサンティス氏の姿なく
参加者を対象とした次期大統…