集合住宅の死者13人に、生後8カ月の女児も 南部ザポリージャ

有料記事ウクライナ情勢

ロンドン=金成隆一
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 ウクライナ非常事態庁は5日、ロシア軍のミサイルが2日に着弾して破壊された中南部ザポリージャの集合住宅の死者が13人に増えた、と発表した。両親とともに犠牲になった生後8カ月の女児も含まれているという。「ウクライナ・プラウダ」など現地メディアが伝えた。

 現地メディアによると、集合住宅は5階建てで、2日午前1時半ごろ、ミサイル攻撃を受けたという。

 死者には若い夫婦と生後8カ月のエミリアちゃんの3人が含まれていた。関係者は2日間、生存を願って捜索の行方を見守ったが、3人は遺体となってがれきの中から搬出された。3人が暮らしていた部屋は完全に破壊されたという。昨年2月にロシアの全面侵攻が始まった頃から、夫婦はウクライナ西部などで避難していたが、攻撃を受ける数日前にザポリージャに戻ったばかりだったという。

 当局によると、がれき850…

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