山岳史家の清水敏一さん死去 北海道・大雪山の登山史を研究
三木一哉
大雪山の登山史を研究した先駆者、小泉秀雄(1885~1945)の人物像を掘り起こし、「大雪山文献書誌」全4巻などを刊行した登山家、山岳史家の清水敏一(しみずとしかず)さんが6日、肺炎で死去、90歳。葬儀は行わない。
京都出身。会社員時代、岩見沢市への転勤を機に、登山を始めた。特に気に入っていた大雪山の登山の歴史について、資料収集や研究に尽力した。著作には「大雪山 神々の遊ぶ庭を読む」などがある。
2016年、大雪山のふもと、東川町に移住。研究のために収集した膨大な蔵書類を同町に寄贈した。「大雪山アーカイブス」と名付けられた町所蔵の資料を管理し、活用する展示などを企画する町の専門員として、体調を崩して入院した2月まで働いていた。(三木一哉)
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