「ママ友」被告の控訴棄却、無罪主張退ける 5歳児餓死で福岡高裁

[PR]

 福岡県篠栗町で2020年4月、碇(いかり)翔士郎ちゃん(当時5)を餓死させたとして保護責任者遺棄致死罪などに問われた、母親の「ママ友」赤堀恵美子被告(50)の控訴審が9日、福岡高裁であった。市川太志裁判長は、被告の控訴を棄却する判決を言い渡した。

 一審判決は懲役15年。一審判決によると、赤堀被告は、友人となった翔士郎ちゃんの母親・碇利恵受刑者(41)=同罪で懲役5年の判決が確定=の生活全般を支配。翔士郎ちゃんの食事量を減らすように指示し、餓死させた。

 さらに、碇受刑者から夫の浮気調査費用など虚偽の名目で約200万円をだまし取るなどした。

 控訴審で赤堀被告は、一審同様に「碇受刑者に指示はしていない」などと無罪を主張していた。

有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。

今すぐ登録(1カ月間無料)ログインする

※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません