「もう、ときめきません」 消えた壁ドン、進化する韓ドラの愛情表現
守真弓
「愛の不時着」「イカゲーム」などのヒットをきっかけに、韓国ドラマの人気が世界に広がる。フェミニズムの視点からみると、作中の表現の「進化」もまた著しい。私たちに何を教えてくれるのか。
「#もう、ときめきません」
2016年、韓国の雑誌と国際人権団体アムネスティ・インターナショナル・コリアは、こんなハッシュタグのオンラインキャンペーンを始めた。「壁ドン」「乱暴な運転」「相手の同意なく(恋愛)関係を公表する」など、テレビドラマでよく登場する愛情表現の中に暴力性が内包されていることを指摘。「誤った固定観念を変えよう」と呼びかけた。
きっかけとなったのは、同年…

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