米メタ、再び大規模な人員削減か 仮想空間部門も対象に 米報道
サンフランシスコ=五十嵐大介
米ウォールストリート・ジャーナル紙は10日、米メタが再び大規模な人員削減を検討していると報じた。メタは昨年11月、全従業員の約13%にあたる1万1千人超の人員削減を公表しており、今回も同程度になる可能性がある、としている。
同紙によると、追加の人員削減は今後数カ月で複数回行われ、第1弾は来週公表される見通し。対象はエンジニア以外の役職が中心で、「メタバース」と呼ばれる仮想空間関連の部門も対象になる見込みという。
米IT大手はコロナ下でデジタル化が進んだことにより、急速に人員を増やしてきた。しかし、成長が鈍って大規模な人員削減を迫られている。メタの昨年末の従業員数は約8万6千人で、コロナの感染拡大前の2019年末から2倍近くに増えていた。(サンフランシスコ=五十嵐大介)
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