第36回順応、困惑、ロマン… 突然の侍入り、山崎颯一郎が語ったWBC

有料記事オリックス・バファローズ

聞き手・高橋健人
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 ワールド・ベースボール・クラシックWBC)の日本代表として、オリックスの山崎颯一郎(24)が14日、追加招集された。腰のコンディション不良で離脱した広島の栗林良吏(26)の代役となる。

 合流が決まる直前の11日、山崎は朝日新聞のインタビューに応じ、WBC出場への胸の内を語っていた。

 ――WBC球を最初に触ったのはいつですか?

 「(昨年11月6日の)日本代表の強化試合のときです。(10月30日に)日本シリーズが終わって、ノー練習で行きました。時間がなかったので」

 ――感覚はどうでしたか?

 「僕はリリースのときにボールをたたくイメージなんですけど、それだと最後(手首をスナップしたとき)に指にかからない。押し込むように投げたら、コントロールできました」

 ――オフもWBC球で練習したのですか?

 「全く投げていなかったです。感覚がわかった時点で練習をやめて、NPBのボールを使っていました」

 「チームの春季キャンプで、たまに厚沢(和幸・投手コーチ)さんがふざけて渡してきたので、適当にキャッチボールはしたぐらいです」

 ――すぐに順応できるのはすごいですね。

 「(WBC球が)合わないっ…

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    稲崎航一
    (朝日新聞大阪スポーツ部長)
    2023年3月14日18時34分 投稿
    【視点】

    「決め球がない」と謙遜する山崎颯一郎投手ですが、実は磨いている武器があります。 フォークボールとカーブ。 2月の宮崎キャンプを取材した際、あの「レジェンド」野茂英雄さんからブルペンでフォークの握り、投げ方を教わっていました。 ブルペン

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