女性用なくなった渋谷区の公衆トイレ、防犯上の懸念指摘 議会で議論

有料記事

[PR]

 東京都渋谷区の公衆トイレが建て替えられ、女性トイレがなくなったことについて、同区は13日、区議会で「誰もが使いやすいトイレをめざすなかで、共用トイレを中心にすることがある」と説明した。議員からは防犯上の観点からの懸念が出され、区は「今後は防犯の専門家や地域関係者の意見も聞きながら対応していきたい」と答えた。

 トイレは同区幡ケ谷3丁目にある「区立幡ケ谷公衆便所」で、区が建て替えたのは今年2月。男性トイレ、女性トイレ、共用の「だれでもトイレ」が1カ所ずつあったが、建て替え後は個室の共用トイレが2カ所と男性の小便器が二つになり、女性トイレはなくなった。共用はバリアフリー化されている。

 13日には区議会の予算特別委員会区民環境分科会があり、区議の1人が「防犯の専門家による検討はあったのか」と質問。トイレを所管する区公園課は「建て替えにおいて個別に専門家に具体的なことを聞いてはいないが、建築物の基本的な安全対応はしていると認識している」と回答した。

 他の区議からも防犯面での改…

この記事は有料記事です。残り187文字有料会員になると続きをお読みいただけます。
今すぐ登録(1カ月間無料)ログインする

※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません