旧統一教会の名称変更に伴う文書「開示して」 大学教授が国を提訴

森下裕介
[PR]

 2015年に旧統一教会が現在の「世界平和統一家庭連合」に名称変更した経緯が記された文書などについて、情報開示請求したのに一部しか開示しないのは不当だとして、神戸学院大の上脇博之教授が15日、国を相手取り、開示などを求めて大阪地裁に提訴した。

 訴状によると、上脇教授は昨年8~10月、教団の申請書や、国が名称変更の認否を検討する過程で作られた文書の開示を求めた。申請書の受理や名称変更の認可に関する文化庁の決裁文書など4件は開示されたが、それ以外は「教団の権利を害する恐れがある」として開示されなかった。上脇教授は「不開示の理由が具体的ではない」などと主張している。

 文化庁は「詳細を承知していないので、コメントしかねる」としている。(森下裕介)

有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。

今すぐ登録(1カ月間無料)ログインする

※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません

旧統一教会問題

旧統一教会問題

2022年7月8日に起きた安倍晋三元首相銃撃事件をきっかけに、旧統一教会の問題に注目が集まっています。特集ページはこちら。[もっと見る]