第5回電子回覧板、集金はペイペイ 自治会IT化「できる人が進めないと」
沼田千賀子
デジタルをうまく活用すれば、自治会の業務の負担を減らせるのではないか。
3年前、200世帯余りが加入する京都市西京区の桂坂つばき自治会の会長になった並川恭明さん(57)は、そう考えた。
並川さんは、電子部品製造会社で働く会社員だ。
以前から、回覧板を回す仕組みが煩雑だと感じてきた。
それまで、市や警察、消防などからの回覧用印刷物は、自治会長や自治会の「専門委員」と呼ばれる担当者が、会合などでそれぞれ受け取り、急ぎの場合は20人近くいる班長宅にその都度歩いてポスティングしてきた。それを班長が班内で回覧板として回す。
LINEを使えば、もっと簡略化できるはずだ。
そう考えた並川さんはまず…
【10/25まで】すべての有料記事が読み放題!秋トクキャンペーン実施中!詳しくはこちら
- 【視点】
大分県に1年暮らしたとき、豊後大野市清川町(旧清川村、人口約1800人)で、住民同士の支え合いを活性化するお手伝いをしたことがあります。 具体的には、住民自身が支え合う地域福祉をテーマにしたシンポジウムの企画・運営に実行委員10人の1
…続きを読む