「すき家」のゼンショー、9.5%賃上げ 初任給も2.8万円アップ
山下裕志
春闘をめぐり、牛丼チェーン「すき家」などを運営するゼンショーホールディングスは15日、月給を平均3万2864円(9・50%)引き上げることで労働組合と合意したと発表した。前年より2万1125円高く、賃上げ幅は過去最高となる。今後のグローバル展開に向けて、国内外の優秀な人材を確保することなどがねらいだという。
賃上げは今年4月から、正社員1210人を対象に行う。このうち、基本給を底上げするベースアップ(ベア)に相当するのは2万6718円(7・72%)で、前年より2万1352円増えた。ベアは11年連続。同社は2030年まで毎年ベアを実施することで、労働組合側と21年に合意していた。
また、大卒の新入社員の初任給も2万8千円上げて25万円にする。アルバイトらの賃金も、地域の実情にあわせて上げる方向で検討するという。(山下裕志)
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