GYAO!終了「地方民の救いなくなる」 動画配信、一転して淘汰へ

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女屋泰之
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 動画配信サービスで老舗の「GYAO!」が3月でサービスを終える。一定の利用者を集めてきたが、海外大手が日本市場で浸透し、国内でも競合が増え、生き残りが難しくなった。コロナ禍で成長した動画配信業界は、一転して淘汰(とうた)の時代を迎えようとしている。

 「サ終(サービス終了)はきつい」「地方民の救いがなくなる」

 今年1月、親会社であるZホールディングス(HD)などの発表を受けた利用者の嘆きがSNSをにぎわせた。とくに民放のチャンネル数が少ない地方に住む人には、テレビに映らない番組を配信で楽しむ人も多かった。

 GYAO!は映画やドラマの無料配信のほか、有料で一定期間視聴できる動画のレンタルがある。2月中にはすでに新たなレンタル販売を中止した。

 2005年に前身のサービスが始まり、動画配信の草分け的存在だ。運営元の経営難があったが、09年にヤフー(現ZHD)が買収し、立て直した。

 動画配信サービスは、コロナ…

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