作曲家アレンジの曲で全国に挑む 三重の白子ウインドシンフォニカ
勝亦邦夫
浜松市で3月19日に開催される全日本アンサンブルコンテストの職場・一般の部に、三重県内から東海代表として白子ウインドシンフォニカのクラリネット六重奏が出場する。演奏するのは、作曲家がアレンジしてくれた曲だ。
3日夜、三重県四日市市の市文化会館。仕事を終えたメンバーが楽器を携えて集まってきた。それぞれ音出しを終えると、クラリネット歴22年でリーダー格の川村祐輝さん(37)=名古屋市=が「頭から行けるところまで行きましょうか」と声をかけた。ゆったりと始まる曲は次第にテンポがあがり、メンバーらは体でリズムをとりながら奏で始めた。
コンテストに向けて練習を重ねるのは、クラリネットアーティストのMicina(ミキナ)さん作曲の「ガラスの海と都市の情景」。提案した川村さんはアンサンブルでの演奏を聴いたことがあり、「機会があれば」と胸に抱いていたという。
この曲はクラリネット四重奏…