女性賃金、最大でも男性の95% 非正規多いサービス業で格差顕著

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松浦新
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 政府が昨夏から企業に義務づけた男女間の賃金格差の開示が少しずつ進んでいる。企業ごとのばらつきが大きく、賃金水準の低い非正規で働く女性の割合が高いサービス業などで、格差が大きくなる傾向がある。

 情報開示は男女間の賃金格差の解消が狙い。昨年7月以降に決算期が来た会社から順次、おおむね3カ月以内にウェブサイトなどで公開することが義務づけられた。男性の平均年収に対する女性の平均年収の割合を、全従業員と、正規、非正規別に公開する。

 厚生労働省の「女性の活躍推進企業データベース」に登録した上場企業約1200社をみると、15日時点で98社が開示している。

 女性の賃金比率は最も高い企業で95%、最も低い企業で26%と差は大きい。

非正規だけでみると男性比125%の企業も

 金融商品仲介業のアイ・パー…

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