福島の幼稚園などで集団食中毒 142人に症状、卵サンドなど原因か

西堀岳路
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 福島県いわき市保健所は15日、市内の3幼稚園と4保育所、一般の1グループの計142人が下痢や吐き気などの食中毒症状を訴え、うち38人の便からノロウイルスが検出されたと発表した。同保健所は、各患者が共通して食べた卵サンドやハムサンドを納入した同市植田町中央1丁目の菓子製造業「ボンジュール大平」を、同日から3日間の営業停止処分にした。

 保健所によると、保育所の職員1人が入院したが、快方に向かっている。13日に市こども支援課から「複数の園で食中毒症状が起きている」と連絡があった。各園やグループ間の接触がなく、共通食が判明したことなどから、集団食中毒と断定した。ボンジュール大平の従業員4人からもノロウイルスが検出されたという。一般の発症グループは、保健所の調査で判明した。行事に参加した親族らだった。(西堀岳路)

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