「科学の甲子園」出場の高校生に聞く 「私が理科好きになったわけ」
高校生が理科、数学、情報の学力を競う「科学の甲子園全国大会」が17日、始まった。
つくば国際会議場(茨城県つくば市)で同日に開会式があり、出場する都道府県代表47校の高校1~2年生約370人が集まった。いずれも予選を勝ち抜いた精鋭。筆記試験や実験などで競い、19日に頂点が決まる。
「不安もあるけれど、しっかり準備をしてきた。力を合わせて、良い結果を残したい」
出場校で唯一の女子校、群馬県立前橋女子高校2年の石川真衣さん(17)は開会を前に、そう抱負を語った。同高科学部のメンバーである石川さんら8人は、昨年11、12月の県予選に出場し、前橋高校などの「強豪」を上回り優勝。8年ぶり3回目の出場を決めた。以来、筆記試験や実験競技の過去問に取り組むなどし、準備を進めてきた。
石川さんはリーダー役。地元の公立小学校に通っていた頃から理科、特に化学が好きだった。科学の甲子園に出場したいと思い、出場経験がある前橋女子高に公立中から進学。1年生だった昨年度も出場を目指したが、メンバーになれたのは上級生のみで、かなわなかった。その分、大会への思いは強い。
化学の魅力について、「身の回りのものがどんな成分でできていて、どう反応した結果なのか。そんな理屈がわかること」と石川さん。理科に興味を持ったきっかけは、幼い頃の体験からだ。
科学の甲子園全国大会に挑む高校生の姿を通じ、科学好きが育つ学びや環境について考えます。
朝から夕方まで科学館に スタッフから説明も
小さい頃、祖父母の家の近く…