「つまりは犬死に」前線に動員されたロシア軍兵士?プーチン氏に懇願

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星井麻紀
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 ロシア軍が侵攻するウクライナの前線に送られたロシア軍の動員兵とみられる男性たちが、窮状を訴えている動画がネット上に投稿されて拡散している。なかにはロシアのプーチン大統領に問題を訴えるものもある。ウクライナ東部ドネツク州で、ロシア軍は捨て身の攻撃で前進を続ける。動画の真偽は定かではないが、武器も訓練もなく突撃させられる動員兵の間で、現状への不安と不満が渦巻いている可能性がある。

 「戦いたいなら自分たちで戦え。我々はタクシーで帰る」「突撃するくらいなら刑務所に入れてくれ」

 ロシアの独立系メディアのSNSに8日に投稿された動画には、迷彩服姿の男性たちが怒声をあげる様子が映し出されていた。男性たちに取り囲まれているのは上官とみられる男性だった。

 動画につけられた説明によると、声を荒らげているのは、バルト海に面したロシアの飛び地、カリーニングラードでロシア軍に動員されたという男性たち。自殺行為同然の突撃を強いられることや、ウクライナ東部ドネツク州の親ロシア派の部隊が協力的でないこと、そして突撃を拒否した同僚が自殺したことなどを訴えていた。

動員兵? 次々明らかになる前線の悲惨な状況

 SNSに投稿された別の動画…

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