第12回希望の党との合流「後悔してない」 前原元外相が描く政権交代への道
聞き手=笹川翔平
民主党は2009年に政権交代を実現しましたが、3年3カ月で野党に転落した。その後、再び政権の座を狙ったのは希望の党だった。当時、国民民主党の前原誠司元外相は、党首の小池百合子・東京都知事とともに、その中心にいました。
希望は分裂して政権交代は実現しなかったが、前原氏はインタビューに「今も同じことをしなければいけないと思っています」と答えました。「政権交代が可能なものにしようと思えば、維新の会、国民民主党、立憲民主党が力を合わせるしかない」と力説しました。
――民主が政権から転落して10年が経ちました。その後、野党は細分化し、結果的に与党を利する形となっています。
「17年衆院選では、小池知事が立ち上げた希望の党を中心に、野党をまとめようとしました。だが希望の候補者が140人以上いて、選挙区調整がうまくいかなかった。私は、あのチャレンジに決して後悔をしていない。今も同じことをしなければいけないと思っています」
――もう一度、野党のかたまりを作るとすれば、どの党が中心となりますか。
「やっぱり維新、国民民主…