囲碁の杉内寿子八段、96歳で公式戦勝利 女性最年長勝利記録を更新
大出公二
囲碁の現役最年長棋士、杉内寿子(かずこ)八段が16日、96歳0カ月で公式戦勝利を挙げ、自ら持つ女性棋士の最年長勝利記録を更新した。全棋士最年長記録は夫の故・杉内雅男九段が持つ96歳10カ月。
杉内八段はこの日、東京・市ケ谷の日本棋院で囲碁七大タイトルの一つ、碁聖戦の予選を打ち、46歳年下の宮崎龍太郎七段(50歳)に黒番4目半勝ちした。夫の雅男九段は2017年8月に最後の勝利を挙げ、その約3カ月後、現役のまま亡くなった。(大出公二)
有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。