中学受験、デジタル化で気をつけたいこと 人気の芝国際、混乱を検証

有料記事変わる進学

編集委員・宮坂麻子
[PR]

 ネット上での出願や合格発表、入学手続きなど、中学受験の世界もデジタル化が進んでいる。受験する側はどんなことに気をつければいいのか。手軽になり、ギリギリまで考える余裕ができた半面、トラブルも目立ってきた。

 「WEBでの出願、合格発表は定着してきました」

 3月上旬、都内で開かれたサピックス小学部の入試分析会で、担当者は筑波大付属駒場中がWEB出願を導入したことを例に挙げ、そう話した。昨今、入試直前までWEB出願できる学校も多く、WEBの合格発表を見て、翌日以降に受ける学校を決める受験生も少なくない。一方、トラブルも出てきた。

 今年、トラブルが表面化した…

この記事は有料記事です。残り1705文字有料会員になると続きをお読みいただけます。
今すぐ登録(1カ月間無料)ログインする

※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません

  • commentatorHeader
    おおたとしまさ
    (教育ジャーナリスト)
    2023年3月31日11時48分 投稿
    【視点】

    リアルな掲示板での発表なら、掲示が貼り出された瞬間に、肩を落とし、場合によってはその場に泣き崩れる親子の姿を目の当たりにする。いたたまれないが、そのシーンを目に焼き付ける責任が我々にはあると、ある私立中高一貫校の教員は言う。 web発