暴言繰り返すコーチ「力関係は顧問の上」 部活指導者の体罰どう防ぐ
「ぶっ殺す」
東海地方の公立高校バレー部の女子生徒は、今年、外部から来ている男性コーチが別の部員に暴言を浴びせる場面に居合わせたという。女子生徒によると、そばにいた部員たちはぼうぜんとした様子だった。
「遊びでやってんじゃねえ!」「怖がってんじゃねーよ!」。女子生徒自身も練習試合中に大勢が見ている前でこのコーチから怒鳴られたことがあるという。「プレー中にボールをぶつけられた」と部員から相談を受けたこともある。
威圧的な指導を受け、涙が流れたり部活前に胃が痛くなったりすることもあった。「部活にいくのは正直つらい」と話す。
コーチから「パワハラ」、訴訟に発展したケースも
コーチはボランティアの立場…
- 【視点】
これまでのところ、学校で部活動の指導にたずさわってきた外部の指導者のなかには、なんらかの正式な身分をもつこともなく、たんにボランティアとしてかかわってきた人たちも少なくありません。このような場合、トラブルが発生したとしても責任を求められるこ
- 【解説】
いつになればスポーツの現場から暴力や暴言がなくなるのだろう。このテの記事を読むたびに深い徒労感に襲われます。 中屋晋氏は、体罰がダメだと理解していながらも「(…)部員のやる気を引き出す方法がわからなかったり、生徒に軽視されて言うことを