通勤ラッシュ緩和にJR東がオフピーク定期導入 企業の受け止めは
小川崇 松本真弥
JR東日本は、平日朝のピーク時間を避けて乗車すると割安になる「オフピーク定期券」を18日から導入する。通勤ラッシュ解消のほか、ピーク時を想定して確保してきた人員や車両を減らしてコスト削減につなげるねらいだ。JR東は普及に力を入れるが、浸透するかどうかは未知数だ。
オフピーク定期券は首都圏16路線約280駅を対象に、交通系ICカード「Suica(スイカ)」やモバイルスイカで利用できる。駅ごとのピーク時間帯(午前5時50分~9時10分の間)以外で利用でき、現行の定期券より10%ほど安い。ただ、ピーク時間帯に改札を通過すると、スイカの残高から通常運賃が引かれる。一方、通常の通勤定期券は1・4%値上げする。通学定期券は対象外。こうした取り組みは、需給に応じて価格を調整する「ダイナミックプライシング」と呼ばれ、宿泊料金や航空券などで定着している。
首都圏のラッシュ解消は長年…
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