かれんなカタクリの花、満開 佐野

根岸敦生
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 栃木県佐野市町谷町の「万葉自然公園かたくりの里」でカタクリの花が満開を迎えている。例年より約半月早い。

 約150万株が群生するエリアは三毳(みかも)山北側斜面のコナラの林にあり、広さは約1・5ヘクタール。下向きに開いた6弁の紅紫色の花が並んでいる。

 県内外から多くの来訪者でにぎわう。写真を撮ったり、花をめでながら休憩をしたりと、かれんな花を思い思いに楽しんでいた。

 カタクリは万葉集に登場する花の一つで、三毳山が万葉集巻14の東歌に「下野の三毳の山の小楢(こなら)のすまぐはし児(こ)ろは誰(た)が笥(け)か持たむ」(3443番)とうたわれ、公園の名の由来となっている。根岸敦生

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