「バスの乗り方相談会」、新入生向けに旭川で開催 毎年大盛況

三木一哉
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 「バスの乗り方相談会」という珍しい催しが、北海道旭川市で21日に開かれる。主な対象は4月に高校に入学する生徒。路線バスに初めて乗る人が多く、需要が高いのだという。

 相談会は旭川市を中心に運行するバス会社の旭川電気軌道、道北バスが合同で開く。2017年から始まった。進学や就職で初めて路線バスを使う人たちに、定期券の買い方や使いやすい路線やバス停などを手ほどきし、利用促進を図る狙いだ。

 旭川電気軌道運輸部次長の矢野寿典さんは「バスに乗ったのは修学旅行での貸し切りバスぐらいという人も多い。今乗ってもらわないと、一生乗ってくれないかもしれない」。例年250組以上が参加するという盛況さ。「親もふだん路線バスを使っていないので、子どもに教えられない。それで心配になるのでしょう」と矢野さん。

 相談会では両社の社員が「定期券の価格や購入方法、バス停の場所、あらゆる質問に答えます」。会場でIC定期券も発売する。旭川市宮下通7丁目のイオンホールで午前10時~午後4時半。無料。専用サイト(https://onl.sc/MvpKM4R別ウインドウで開きます)で予約が必要。(三木一哉)

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