独自の少人数学級を進めてきた沖縄県や山口県が、新年度から一部の学級の人数を増やす。教員不足で授業ができなくなるのを防ぐため、見直さざるを得ないと両教委は言う。特別支援学級の増加で教員の「需要」が増えたり、教員を「供給」する採用試験の志願者が減ったりしていることが背景にある。
「先生が足りません」「児童生徒のために35人学級の継続を」
「先生が足りません」 無言の抗議
2月20日、沖縄県庁近くで現職の教員や保護者ら20人余りが少人数学級の見直しに抗議するプラカードを持ち、黙ったまま立った。教員や大学の非常勤講師らからなる「沖縄の教職員の働き方を考える会」が企画した無言の抗議行動だ。
「県教委がこの4月から、教…
- 【視点】
教員不足の厳しい現状が現れている出来事ですね...。特に沖縄は、子どもたちの抱える課題(子どもたちが背負わされている課題)が大きい地域であり、学校現場の教職員と子どもたちのことがすごく心配です。 両教委も、ずっと35人を超える人数で運