「いまこそ憲法9条の出番」 滋賀首長の会が声明
武部真明
「滋賀首長九条の会」(共同代表・嘉田由紀子元滋賀県知事ら5人)が3月16日、県庁で会見し、「『新しい戦前』にしないために今こそ憲法9条の出番です」とする声明を発表した。「9条を守り、その精神に基づいた外交努力が必要」と訴え、各地の市民活動との連携を強化していきたいとしている。
同会は、昨年9月に亡くなった武村正義元知事らが呼びかけ、同年5月に発足した。会員は現在19人。声明では、岸田政権による安全保障関連3文書の閣議決定や防衛費増額などに危機感を示し、「危険な動きにストップをかける壮大な運動を展開しよう」と呼びかけている。
会見で、共同代表の1人で愛荘町と米原町の元町長、村西俊雄さんは「9条の精神がないがしろにされている」、同じく元びわ町長の橋本健さんは「一歩間違えれば戦争になってしまう危険な状況。声を上げて反対したい」と話した。(武部真明)
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