殺人未遂容疑の少年、鑑定留置 埼玉・教員切りつけ事件
埼玉県戸田市の市立中学校で1日、教員が切りつけられた事件で、さいたま地検は20日、殺人未遂容疑で現行犯逮捕された高校生の少年(17)=さいたま市浦和区=について、刑事責任能力の有無を調べるために鑑定留置を始めた。6月5日まで。
少年の逮捕・送検容疑は、1日正午過ぎ、市立中の校舎3階の教室で、期末試験の試験監督をしていた男性教員(60)にナイフで切りつけて殺害しようとしたというもの。教員は大けがを負った。少年は正門から校内に侵入したという。
少年は同校の卒業生ではなかった。捜査関係者によると、逮捕直後は「誰でもいいから人を殺したいと思った」と供述。戸田市に隣接するさいたま市で2月、ネコの死骸が小学校の校庭や公園に放置された複数の事件への関与を認めた。だがその後、両事件について話をしなくなったという。
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