大阪府警の向山・新本部長が着任 「事実に対して絶対誠実に」
大阪府警の新本部長に就任した向山喜浩氏(56)が20日、着任会見を開いた。府内で高止まりする特殊詐欺事件や交通死亡事故の対策に重点的に取り組むと述べ、「考えうる施策を粘り強く実施する」と話した。
府警では昨年9月、福島署の留置場で容疑者が自殺した。この問題をめぐっては巡回に関して虚偽の報告書が作成されたうえ、自殺を示唆する便箋(びんせん)の把握時期についても会見で虚偽の説明をした。向山氏はこうした点に触れ、「警察は事実に対して絶対に誠実でなければならない」と述べ、「大阪府警には気骨ある職員がいる。一体感と緊張感を大事にしたい」と語った。
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