ロシア大統領府の職員、iPhone使用禁止「終わりだ。捨てるか」
ロシアの経済紙コメルサントは20日、ロシアの大統領府が内政部門の職員に対し、欧米によるスパイ活動への脆弱(ぜいじゃく)性を理由に、米アップル社のiPhone(アイフォーン)の使用を4月1日までにやめるよう伝えた、と報じた。
報道によると、この方針は3月初めに、モスクワ郊外で開かれたセミナーで職員らに伝えられたという。出席者の一人はコメルサント紙に「iPhoneは終わりだ。捨てるか、子どもに与えるかだ」と語った。職員らからは疑問の声も上がったが、キリエンコ大統領府第1副長官が4月1日までに実行するよう指示したという。
コメルサント紙は、大統領府が職員らのために別のスマートフォンを購入することを検討中としている。
ロイター通信によると、ロシアのペスコフ報道官はこの報道について確認できないものの、スマホは公的な目的で使用できないとの認識を示した。
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- 【視点】
ロシア軍では少し前からSNSの使用が禁止になっていましたし、こういう流れは今後も進んでいくでしょう。 ロシアの社会全体から西側のIT製品を一掃するのは当面無理だと思われますが、じわじわと中国製に置き換わっていくのかもしれません。 ネット
- 【解説】
アメリカでは政府職員がファーウェイのスマホを使うとか、想像出来ないレベルだし、TikTokですら、政府職員が使うことはあり得ないのだが、ロシアでは、これだけアメリカと対立していてもiPhoneを使っていたというのが驚きだ。逆に言えば中国製の

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