参院大分補選、立憲が擁立決定 与野党対決へ、野党の支援枠組み焦点

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笹川翔平 筒井竜平 高木智也
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 立憲民主党は20日、参院大分選挙区補欠選挙(4月6日告示、23日投開票)に、党大分県連代表の吉田忠智参院議員(67)=比例区=を公認候補として擁立することを決めた。他の野党は独自候補の擁立を見送る公算が大きく、既に公認候補の擁立を決めている自民党との与野党対決の構図となる見通し。

 補選は大分県知事選(4月9日投開票)への立候補を表明した野党系無所属議員、安達澄(きよし)氏(53)の辞職に伴うもの。複数の立憲幹部は当初、大分が地元の吉田氏の擁立を視野に入れていたが、2019年参院選比例区で吉田氏を推した支援組織が難色。野党議席の維持に向けて「勝てる候補」(岡田克也幹事長)を模索したが、告示まで2週間あまりと迫る中、大分県議や社民党党首を務めるなど政治経験の豊富な吉田氏を立てることに決めた。

 今後注目されるのは、吉田氏を支援する野党側の態勢がどのような枠組みになるかだ。

 共産党の小池晃書記局長は2…

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