「異次元」少子化対策の具体策や財源 首相トップの会議体で議論へ

阿部彰芳
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 政府は、岸田文雄首相が「異次元」と位置づける少子化対策を具体化するため、首相がトップの会議体を4月以降に立ち上げる方針を固めた。政府は3月末をめどに少子化対策の政策パッケージのたたき台を示す方針で、新設する会議では有識者もメンバーとなり、具体的な内容や財源を固めていく方針だ。

 首相がトップの会議体には、こども政策担当相や厚生労働相のほか、住宅問題に携わる国土交通相が参加。さらに、社会保障の専門家や、財源の議論も念頭に経済界からも加わってもらう方向で調整している。

 首相は、政府が6月にまとめる「経済財政運営と改革の基本方針」(骨太の方針)までに、将来的な子ども予算の倍増に向けた大枠を示す考えを示しており、与党とも調整しながら、4月の早い段階でたたき台に基づく議論に入る方針だ。(阿部彰芳)

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