昨年のワールドカップ(W杯)後で初めての代表活動が20日に始まった。W杯で浮き彫りになった課題は、ボール保持の局面での攻撃の組み立てだ。その点のてこ入れが、今回の大きなテーマになるだろう。
初招集のバングーナガンデ佳史扶(FC東京)と藤井陽也(名古屋)の両DFは昨季から頭角を現し、今季ここまでJ1全5試合に先発。足元の技術や視野の広さに定評がある。残念ながらケガで辞退となった角田涼太朗(横浜マ)も同様のタイプだ。そうした特徴を、代表でも発揮することが期待される。
同時に森保一監督は「守備において、国際レベルでどれくらいできるか」と注文をつけている。相手を待ち構えるだけでなく前に出ていってボールを刈り取る。数的同数でも守りきる。そんな力が、世界で戦うには必要だとの基準がみえてくる。
守備の能力は後方の選手だけでなく、前線でも必要だ。相手を追う走力など、その点を認められているFW町野修斗(湘南)は言う。「Jリーグと海外で強度の差はあるのかもしれないが、湘南はその強度にこだわってやっている」
もっとも、町野は森保監督に…