昨夏王者の仙台育英、21日に神奈川の慶応と対戦 センバツ

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 【宮城】昨夏の甲子園で頂点に立った仙台育英が、夏春の連覇を目指して第95回記念選抜高校野球大会に登場する。初戦は21日の第3試合で、関東強豪の慶応(神奈川)と対戦。仙台育英の須江航監督と慶応の森林貴彦監督に相手チームの印象や意気込みなど聞いた。

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 ――相手校の印象は

 須江 秋季大会では打力で非常に秀逸な成績を残されている。どんな投手にも対応できるような結果を残している、とても強いチームだ。

 森林 投打ともにレベルの高い、隙のないチーム。複数の好投手を擁しているので、大量点はなかなか望めないと思う。ロースコアの接戦で勝つというイメージを持って臨む。

 ――自チームの現在の状態は

 須江 対外試合の解禁から試合にも慣れてきた。打撃は序盤は振るわなかったが、ここ最近は力が付いてきた。元々のストロングポイントであるピッチャーの仕上がりも悪くない。順調に大きなけがもなく進んでいる。

 森林 春の段階なので成熟してはいないが、今できることに集中して準備をしている。あとは本番、最高の舞台で最高の相手なので、開き直って思いっきりプレーさせてあげたいと思っている。

 ――自チームで鍵となる選手は

 須江 投手陣だ。最終的に5人登録したが、それぞれのよさを出してくれることが最低条件。相手は打力が秀逸なチームなので、それをどれくらい抑えられるかがポイントになる。

 森林 1番を打つ丸田が相手の投手陣に対してどれだけ1打席目から振っていけるか、対応できるかが大きな鍵になると思っている。

 ――相手校で警戒する選手は

 須江 ピッチャーの松井君、小宅君と鈴木君が、秋からどれくらい伸びているかが勝敗の鍵になる。(打線は)下位までまんべんなく力強い。チームとしてしぶとく、粘り強い。状況に応じたバントもできる賢い打線だ。

 森林 みんな警戒しているが、旧チームから4番の斎藤陽君。ミート力も長打力もあるし、良いバッターだと思うので、彼に打点をあげさせないような試合展開をしたい。

 ――理想の試合展開は

 須江 私たちは守備型のチームなので、先制されても競った展開で後半に行けば十分勝機がある。ピッチャー陣が5点以内、できれば3点以内に抑えたい。

 森林 中盤まで接戦で、相手がちょっと焦りを感じるような試合にしたい。もっと先行できればよいのだがなかなか望めないので、接戦で食らいついて、少ないチャンスをものにするというイメージだ。

(敬称略)

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