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　統一地方選前半戦の皮切りとなる大阪府知事選（4月9日投開票）が23日告示される。大阪維新の会の現職に、対抗勢力が推す新顔らが挑む構図だ。維新が知事、大阪市長のダブル選で初めてツートップを押さえてから10年余り。対抗勢力が結束を強めて、維新と競り合えるかが焦点だ。

　3月1日夜、大阪市内のホテルで政治団体「アップデートおおさか」の政治資金パーティーが開かれた。

　アップデートは、大阪ダブル選で維新に対抗する候補者を擁立するため、1月に設立された。集まった約1千人の支援者らに、知事選の候補予定者として紹介されたのが、法学者の谷口真由美氏だった。

　自らを「大阪のおばちゃん」と呼び、テレビ番組のコメンテーターとしても活躍した谷口氏。壇上で、大阪の維新政治を批判し「敵を倒したら幸せになるみたいな二項対立がはびこり、大阪はほんまにようなりましたか」と呼びかけた。

あえて消す「政党色」

　パーティーでは、政党関係者…