甲子園球場でも「うぉー」と歓声 WBC、日本がサヨナラ勝ちの瞬間
(WBC準決勝 日本―メキシコ)
日本代表の劇的な逆転サヨナラ勝ちに、高校球児たちがプレーする阪神甲子園球場でも歓声が上がった。
第95回記念選抜高校野球大会第4日の21日。この日は、スタンドで観戦しながら、スマートフォンなどでワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の準決勝、日本―メキシコ戦を見る人もいた。
第2試合の長崎日大―龍谷大平安(京都)の二回だった。龍谷大平安の攻撃は無死一塁。得点が入った場面ではないのに、バックネット裏付近で拍手が起き、「うぉー」などの歓声とともに客席に広がっていった。
日本が1点を追う九回無死一、二塁から村上宗隆(ヤクルト)の中越え2点適時打でサヨナラ勝ちを決めた瞬間だった。
このとき、マウンドに立っていた長崎日大のエース・広田樹大(きだい)は、地元近畿勢の龍谷大平安への応援と勘違いしたそう。
「(龍谷大平安への熱烈な応援は)あるかと思っていたけど、なんでこのタイミングなのかなと思いました。そのときは(WBCの勝利は)知らなかったので、こんなにもアウェーなんだなと思っていました」
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