サヨナラ打の村上「何度も三振して…」 大谷は「苦しかったと思う」

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 第5回ワールド・ベースボール・クラシックWBC)は20日(日本時間21日)、米マイアミのローンデポ・パークで準決勝の残り1試合があり、3大会ぶり3度目の世界一を目指す日本代表「侍ジャパン」は6―5でメキシコに逆転サヨナラ勝ちした。

 1点を追う九回無死一、二塁から村上宗隆(ヤクルト)が中堅手の頭上を越えるサヨナラ二塁打を放った。

 21日(同22日)の決勝で2連覇をねらう米国と対戦する。

     ◇

 試合後の選手らのコメントは次の通り。

 村上宗隆(ヤクルト) 「もう何度も三振をして、何度も悔しい思いをして、その中でチームメートがすごい点をとってくれて助けてくれて、最後打席回ってきて……。最後は僕が決めましたけど、本当にチーム一丸となった勝ちかなと思いますし、期待に応えれて良かったです。明日はこのチームでできる最後なんでめいっぱい楽しんで最高の決勝にしたいです」

 大谷翔平(エンゼルス) 「(ここまで不振だった村上宗隆は)苦しかったと思うんですけど、人一倍バットも振っていましたし、必ず打ってくれるというのは吉田さんもそうですけど、僕が塁に出れば必ず最後1点取れると思っていた。何回かチーム全体として折れかけていたと思うんですけど、最後まであきらめないというその気持ちがつないで、つないで、ああいう形になったと思うので、本当にみんな素晴らしかったと思います」

 吉田正尚(レッドソックス) 「一生思い出に残るシーン。最後みんなで(喜びを)分かち合えたのがすばらしかった。(同点3ランは)追い込まれていましたので、何とかくらいついていこうと。チェンジアップをその前にきれたので、厳しいコースだったんですけど、何とかボールの下にバットが入ってきれずによかったです」

 佐々木朗希(ロッテ) 「ホームラン(を浴びた場面)に関しては配球とかは間違っていなかったと思うんで、投げきれなかったところは満足いかなかったです。もう絶対勝ってくれると信じて応援していました。本当打ってくれると思って信じて見ていましたし、打ってくれて最高です」

 栗山英樹監督 「勝ち負けは別として、『野球すげーな!』っていう。本当にやっている方も感動しましたし、見ている人たちも『野球すごいな』と思っていただけたらうれしいです。あれだけのトッププレーヤーがこの1試合にすべてをかけて戦うという。見ていて感動したし、こういう試合って野球の本質のような感じがした。WBCで世界の国の人たちが全力で戦ってくれることはものすごく大きな意味があるし、僕自身感動したし、これが広がっていってほしいと思います」

 ダルビッシュ有(パドレス) 「(メキシコに)3点とられて終盤に入ってきても(ベンチは)シーンとなっていなかったですし、1点まだ取りにいこうという雰囲気があった」

 近藤健介(ソフトバンク) 「本当にチーム一丸となってとれた1勝だと思います。独特の球場の雰囲気もありましたし、追う展開はなかなかなかったので、ここ勝ちきれたのは明日につながると思います」

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