22日開幕のフィギュアスケートの世界選手権に向け、日本勢が21日も練習で氷の感触を確かめた。日本勢初の世界選手権2連覇をめざす男子の宇野昌磨(トヨタ自動車)、初出場の山本草太(中京大)、友野一希(上野芝ク)がメインリンクでジャンプなどの練習に汗を流した。
ジャパンオープン、グランプリ(GP)シリーズ2戦、GPファイナル、全日本選手権と今季は全勝の宇野だが、ここまでの練習では調子が上がらない。トーループ以外の4回転ジャンプにやや不安を残す内容だった。
練習後の宇野と報道陣との主なやりとりは以下の通り。
◇
――現在の調子はいかがですか?
「(昨年11月の)NHK杯前に匹敵するほど今年一ひどいです」
――どのあたりが良くないのでしょうか?
「ジャンプですね。先週くらいから。先々週くらいまでは普通に跳べていたんですが、先週くらいからあまりにひどくなって。最近では試合会場に入って調子に変化、というものがなくなったという良さはあったんです。ある意味、今回も練習してきた通りの状態のまま臨んでしまっているんですけど……。ただ、決して落ち込んだり、焦ったりはしていなくて。できるという自信があるわけではないですけど、焦っても仕方ないので、試合の日までどうすることが自分のいつもの状態に戻せるか。それを模索しながら頑張りたいと思います」
――今大会は連覇がかかります。感じるものは?
「感じられるほどの調子であ…

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