4年に一度の統一地方選、あす23日スタート 地域活性化などが争点

統一地方選挙2023

榊原一生
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 4年に1度の統一地方選が23日、9道府県知事選の告示で始まる。4月9日投開票の前半戦と23日投開票の後半戦をあわせ、計980の首長選と地方議員選が予定されている。物価高や人口減少への対応、地域活性化の具体策などを中心に争われる。

 前半戦では知事選のほか、札幌、相模原、静岡、浜松、大阪、広島の6市の政令指定市長選が26日に、岩手、宮城、福島、茨城、東京、沖縄をのぞく41道府県議選、17政令指定市議選が31日に告示される。

 知事選は北海道、神奈川、福井、大阪、奈良、鳥取、島根、徳島、大分の9道府県である。北海道では自民、公明両党が推薦する現職に立憲民主党が推薦する新顔が挑む、事実上の与野党対決となりそうだ。

 奈良と徳島では複数の保守系候補が争う構図が予想される。奈良は自民県連が、これまで支援してきた現職と別の候補を擁立。徳島は自民県連の推薦をうけ6選をめざす現職に、いずれも自民の前衆院議員と前参院議員が挑む「保守3分裂」の様相をみせている。

 大阪は知事選と市長選の投開票が重なる「ダブル選」で、地域政党大阪維新の会」の候補者と自民議員らが支援する候補者が争う「維新対非維新」の構図。神奈川、福井、鳥取、島根の4県は与野党が現職を支援する「相乗り」、大分は新顔同士が対決する。

 後半戦は、一般市の市長・市議選と東京都の区長・区議選が4月16日に、町村長・町村議選が18日にそれぞれ告示される。

 衆参両院の統一補選もある。参院大分補選は6日告示、衆院千葉5区、和歌山1区、山口2、4区の補選は11日告示で、いずれも統一地方選の後半戦に合わせて23日に投開票される。(榊原一生)

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