自民党の森山裕選挙対策委員長は21日午前10時ごろ（日本時間）にウクライナに向かう岸田文雄首相から「まもなくウクライナに入ります」と電話があったことを明かした。訪問先の福島市で記者団に語った。

　森山氏は福島に向かう新幹線で連絡を受けたと言い、首相はウクライナに向かう途中であることに加え、「こういう状況の訪問なので事前に連絡はできませんでした」とも話したという。森山氏は「会談を終えて無事帰国をされることを祈っております」と応じたことを明かした。

　そのうえで森山氏は「ロシアがウクライナに侵攻し戦争状態が続いているが、中国の習近平（シーチンピン）国家主席がロシアを訪問し、我が国の首相がゼレンスキー大統領と会談をする。いま大きく（状況が）動きつつあるのではないか」と指摘。「一日も早く終息に向かうことが大事で、その努力を総理もなさっているんだろう。G7の議長国として立派に責任を果たしてくださるのではないか」と期待した。