岡本のHRか…大ジャンプで阻止 メキシコのレフト「キャラも最高」

マイアミ=遠田寛生
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(WBC日本代表6―5メキシコ代表)

 チケット完売で、観客3万5933人が入ったローンデポ・パークはお祭り騒ぎだった。日本の攻撃時にトランペットの音が鳴り響けば、メキシコのチャンスでは「メ・ヒ・コ」コールがこだました。観客席で踊る人は少なくなかった。

 東京ドームとは異なる雰囲気だ。日本代表のラーズ・ヌートバー選手も「とても音が大きかったし、壁に追い詰められている感じもした」と振り返る。

 最も脚光を浴びていたのが、メキシコの1番・左翼手で先発したランディ・アロザレーナ(レイズ)だ。試合前練習はつばの広い帽子をかぶり、ブーツ姿で球拾いした。

 試合は五回に日本の岡本和真(巨人)の本塁打性の打球をジャンプして好捕。着地を決めたあと、無表情で立ちつくし、観客の笑いを誘った。味方の投手交代時には、左翼のファンのボールにサインするサービス精神もみせた。

 メキシコのベンジー・ヒル監督は「ものすごく才能があり、キャラもすばらしい。野球界にとって最高な選手だ」と褒めちぎった。(マイアミ=遠田寛生)

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