フィギュアスケートの世界選手権は22日に開幕する。前日となる21日、会場となるさいたまスーパーアリーナ(さいたま市)で選手たちは氷の感触を確かめた。
3度目の世界選手権に挑む三浦璃来、木原龍一組(木下グループ)は今季、グランプリ(GP)ファイナル、四大陸選手権で優勝。今大会は同一シーズンで主要国際大会をすべて制す「グランドスラム」達成がかかっている。練習ではショートプログラム(SP)の曲をかけ、息の合ったジャンプやスピンを見せていた。
練習後の報道陣との主なやりとりは次の通り。
――今の気持ちは?
三浦 「やってきた練習に自信を持っているので、それを出せるかっていうワクワク感が大きいです」
木原 「僕の初めての世界選手権がこの会場でした。自信がない状態で、正直試合が怖い気持ちがあったんですけど、10シーズン経って、璃来ちゃんと一緒にブルーノ(・マルコットコーチ)と自信を持ってここに帰って来ることができました。緊張感というよりは、うれしさと感謝の気持ちが強いかなと思っています」
――スピンのシンクロ率が高い。どのように仕上げているんでしょうか。
木原 「スピンは数をやるしかない。(ブルーノ)先生からも『ツイスト(リフト)やスロー(ジャンプ)はセンスかもしれないけど、スピンは努力だ』と結成当初から言われてきているので、常にスピンの回数はこなすようにしています」
――ピタッと息が合ったときは、自分たちで分かるのですか?
三浦 「そうですね、分かりますね。練習は合うまでやめさせてもらえないので」
木原 「ケガのリスクが少ないので、スピンは数を重ねてもいい。しっかり合うまでは終わらないです。他のエレメンツ(要素)は数をやってもリスクが上がりますし、タイミングもずれるので、やっても1、2回。多くても3回とかなんですけど、スピンだけは合うまでやりましょうという決まりです」
――本番に向けて修正した点は?
木原 「璃来ちゃんの見え方が…

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