「2人目産みたいが…」悩むフリーランス 育休中の経済支援、創設へ
上地兼太郎
政府は「異次元の少子化対策」の柱の一つとして、育児休業給付金を受け取れないフリーランスや自営業者ら向けに、育児中の経済的支援を創設することを明らかにした。経済的な不安から出産に踏み切れない人の背中を押す狙いだ。
「2人目を産みたいが、産んだら暮らしていけなくなるかも……」
フリーランスライターとして働く東京都の30代女性は、そんな心の迷いに、答えが出せないままでいる。
4歳の長女を産んだときは私立大学の正職員で、産休後に育休を約1年取得。育休給付金を受け取った。
その後、「やりたかった」ライターとして独立。大手出版社の雑誌などに記事が掲載されることも多く、仕事は楽しい。
だが2人目の出産を考えたと…