サントリーがウイスキー「角瓶」「オールド」を値上げへ 7年ぶり

山下裕志
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 サントリーは22日、国産ウイスキーの「角瓶」や「オールド」など計4ブランドの11品目を値上げすると発表した。7月1日出荷分からで、これら4ブランドを値上げするのは7年ぶり。大麦などの原材料価格や輸送費の上昇に加えて、増産に向けた投資費用がかさむことが理由だという。

 「角瓶」(700ミリリットル)の希望小売価格(税込み)は352円高い2101円、「オールド」(同)は407円高い2475円にし、2割上げる。「ローヤル」と「スペシャルリザーブ」も値上げする。一方、コンビニなどに並ぶ「角ハイボール缶」は今回の値上げ対象に入れていない。

 人気の高まる国産ウイスキーは原酒が不足している。サントリーは来年にかけて100億円規模を投じ、滋賀県にある原酒の貯蔵庫を増設する計画だ。値上げした分はこの費用にも充てる。増設により、サントリー全体の貯蔵能力は昨年末に比べて1割ほど増えるという。(山下裕志)

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