「笑顔あふれ、チームとして一致団結」 WBC優勝の日本代表が会見
日本代表「侍ジャパン」は優勝した後の22日未明、米フロリダ州マイアミの宿舎に戻って優勝会見を行った。会見場には選手、スタッフが勢ぞろいし、終始和やかなムードで報道陣らの質問に答えた。
チームで唯一、2009年大会の前回優勝を経験しているダルビッシュ有(36)=パドレス=は、チーム最年長としてほかの選手が明るく笑顔でプレーできる環境作りを心がけたという。「(09年)当時も素晴らしいチームでしたけど、今はフィールド外で笑顔があふれていますし、仲良く、チームとして一致団結している感じがしています」と振り返った。
吉田正尚(レッドソックス)はWBC1大会で最多となる13打点を挙げ、「オールWBCチーム」に外野手の1人として選ばれた。多くの子どもたちに好影響を与えられたことを喜び、「そういう子どもたちが増えて、こういう舞台に立ってもらえたらうれしい」と話した。
最前列の左端に座った今大会MVPの大谷翔平(エンゼルス)は、大会のレベルの高さに触れ、「どのチームが優勝してもおかしくなかった。野球界全体が良い方向に進んでいる」と手応えを語っていた。(マイアミ=遠田寛生)

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