真っ向勝負――。日本の大谷翔平(28)=エンゼルス=が、160キロの直球で米国の主将を追い込んだ。
1点リードの九回2死、右打席にエンゼルスの同僚マイク・トラウト(31)を迎えていた。大リーグで歴代10指に入るとも言われる強打の外野手だ。
フルカウントから外角へ大きく横滑りするスライダーを決め球に選んだ。昨季、大リーグで15勝を挙げた「宝刀」でバットに空を切らせた。チームの世界一を決める奪三振に、「間違いなく、今までの中でベストな瞬間」。帽子を脱ぎ捨てて仲間と抱き合った。
トラウトは「すべての野球ファンが(大谷との)対戦を望んでいた。1回戦は彼の勝ちだ」と振り返った。
トラウトは雲の上の存在ではなくなった
大谷にとってトラウトは特別な存在だ。
2017年12月。日本ハム…

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エンゼルス大谷翔平の語録集。幼少期から高校野球、日本ハム、そして大リーグまで大谷の軌跡をたどります。[もっと見る]