吹奏楽コン全国大会の地域バンド参加、解禁は1年延期 24年度から
全日本吹奏楽連盟(石津谷治法理事長)は、小中学生でつくる地域バンドや複数校による合同バンドが全日本吹奏楽コンクールなどの全国大会に参加できるようにする制度変更の開始時期を1年延期し、2024年度から、とする方針を決めた。各地の実情や意見を踏まえ、規定見直しを行うため。22日に、連盟のホームページで公表した。
連盟は今年1月、吹奏楽コンなどの「中学校の部」を「中学生の部」とし、地域バンドや合同チームも参加できるよう制度変更すると公表していた。24年度からとなるのは吹奏楽コンのほか、全日本マーチングコンテストなどの全国大会の参加。連盟への加盟登録は23年度から可能とする。
地域バンドは、国などが進める学校部活動の地域移行に伴って結成が見込まれる。合同バンドは、部員不足で単独では大会に出場できない学校が複数集まる場合などを想定している。
府県や支部の連盟のなかには地域の大会を念頭に、23年度から地域バンドなどの参加を認める制度変更を進めているところもあるという。
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