がんで治療中の市長が会見 入院時ステージ4明かし、「復帰目指す」
徳山徹
肺がんで先月入院した福岡県飯塚市の片峯誠市長(66)が22日、市役所で記者会見を開いた。すでに退院していて、「抗がん剤治療がうまくいった。治療は続けるが、現時点では引退するつもりはない」と話し、復帰を目指す考えを示した。
片峯市長は帽子をかぶり、杖をついて現れた。抗がん剤治療で髪の毛が抜け、杖は筋力が衰えたため使っているという。
がんの種類は小細胞がんで、2月15日の入院時はステージ4だった。治療でがんの大きさは当初の半分以下になり、今月17日に退院した。「予断は許さないが、治療しながら復帰を目指す」と語った。
抗がん剤治療は最長で6月下旬まで続く見通しだという。片峯市長は「病気と闘って頑張るので、一緒に元気な飯塚をつくりましょう」と市民と職員にメッセージを送った。(徳山徹)
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