婚活サービス大手に立ち入り検査 競合他社の取引妨害か 公取委
米田優人
婚活サービス大手「IBJ」(東京)が、競合他社の取引を妨害した疑いがあるとして、公正取引委員会は23日、同社に対し、独占禁止法違反(不公正な取引方法)の疑いで立ち入り検査した。関係者への取材でわかった。
同社は、国内最大の結婚相談所ネットワーク「日本結婚相談所連盟」を運営。同社のホームページなどによると、連盟には大手の「ツヴァイ」や「サンマリエ」など全国の結婚相談所約3700社が加盟している。加盟する相談所の会員数は約8万人という。
関係者によると、IBJは2016年ごろから、加盟各社について、ほかの連盟にも加盟している結婚相談所に対して会員を紹介しないようにして他社の取引を妨害した疑いがある。
独禁法は、競争関係にある他…