岸田首相、ウクライナ訪問終え帰国「侵略の現場見て、暴挙と痛感」

ウクライナ情勢

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 岸田文雄首相はインドやウクライナの訪問を終え、23日午前、羽田空港に到着、帰国した。首相官邸で記者団に「侵略の現場を自分の目で見て、悲惨な体験をされた方たちに直接話を聞かせていただいた。ロシアによるウクライナ侵略が国際秩序を揺るがす暴挙だと痛感した」と訪問の意義を語った。

 首相は、1月にウクライナ側から訪問の招請があり、時期を調整してきたと説明した。ゼレンスキー大統領との会談については、「ウクライナ支援の重要性を改めて感じた。法の支配に基づく国際秩序を堅持しなくてはならないという思いを新たにした」と述べた。その上で、訪問の経験を5月に広島で開く主要7カ国首脳会議G7サミット)の準備に生かす考えを強調した。

 首相は20日にインドの首都ニューデリーを訪れ、モディ首相と会談。その後、少人数でニューデリーを出発し、ポーランド経由で21日にウクライナの首都キーウを訪問した。22日にはポーランドで首脳会談し、帰路についた。

 24日に開かれる衆院本会議には首相が出席し、キーウ訪問に関する報告や質疑がある見込みだ。

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