神奈川県知事選に4人が立候補 4選をめざす現職に新顔3人が挑む

統一地方選挙2023

伊藤良渓 足立優心 小林直子 大宮慎次朗
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 4年に1度の統一地方選が23日に始まり、神奈川知事選が告示された。4月9日に投開票を迎える。

 立候補を届け出たのは、市民団体共同代表で無所属新顔の岸牧子氏(66)=共産党推薦=と、4期目をめざす元フジテレビキャスターで無所属現職の黒岩祐治氏(68)=自民党県連、公明党県本部、国民民主党県連推薦=、政治家女子48党の党首で新顔の大津綾香氏(30)、医師で無所属新顔の加藤健一郎(73)氏の4人。

 岸氏は石炭火力や原発からのエネルギー転換を主張するほか、ジェンダー平等や最低賃金上昇など、社会保障の拡充を訴えている。

 この日の出発式では、「化石燃料や原発に頼らない再生可能エネルギー100%の神奈川を実現する」と主張。学校給食の無料化や子どもの医療費補助の拡大などを改めて訴えた。

 黒岩氏はDX(デジタルトランスフォーメーション)の推進を掲げ、少子化対策の強化や共生社会の実現を訴える。

 出陣式で黒岩氏は「県民目線のデジタル行政でやさしい社会を実現する」とし、コロナ禍で県が運用したLINEによるサポートツールを少子化対策でも活用することなどを訴えた。

 大津氏は「女性の政治参加のハードルを下げ、女性議員を増やしていきたい」としている。

 藤沢駅南口で第一声に臨み、「(政界に)女性が増えることで女性の声が反映されやすくなる。皆さんに政治にもっと興味を持ってもらいたい」と述べた。

 加藤氏は教育の充実や災害対策の強化を訴える。(伊藤良渓、足立優心、小林直子、大宮慎次朗)

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